腰椎分離症について
こんにちは！
新小岩南口トップ接骨院です！
今回は腰椎分離症という疾患について詳しく説明し、また治療やケアについても触れていきます。
腰椎分離症とは腰椎(腰の骨)の一部が疲労骨折することによって起こる疾患です。特に腰椎の椎弓と呼ばれる部分が分離することで発症します。この状態はスポーツをする若い人に多く見られ、慢性的なストレス、腰椎に繰り返し負荷がかかる動作(ジャンプ、腰をひねる動き、体を反らす動作など)が原因になることが多いです。
通常、腰椎の椎弓と呼ばれる部分は椎体とともに椎間関節を形成し、脊柱管を保護します。
しかし腰椎分離症では、この椎弓の一部がずれたり割れたりすることで椎間関節の安定性が低下し、腰痛やその他の症状が引き起こされることがあります。
【主な原因】
・スポーツによる繰り返しの負荷
サッカー、バスケットボール、野球、体操など腰椎に大きな負荷がかかるスポーツ(上記に上げたような腰や体をひねる動きが多い)を行うと発症リスクが高まります。
・成長期の骨発達の不完全さや遺伝的な要因
骨がまだ成長過程にある10〜20歳頃の若年層で多く見られます。
また体質や骨の構造などなどの遺伝的な要因が影響することもあります。
【症状】
・腰痛：腰椎分離症の最も一般的な症状は、腰の痛みです。特に動作時やスポーツ中に痛みを感じることが多いです。
・放散痛：分離した部位が坐骨神経や腰神経を圧迫することで足や臀部に痛みやしびれを生じることがあります。
・姿勢異常：腰を反らせると痛みが強くなるため、姿勢を変えることが難しくなることがあります。
・歩行困難：重度の腰椎分離症では脊柱管が狭窄し、脊髄や神経根に圧迫が生じることで足のしびれの他、歩行困難や筋力低下が生じる場合があります。
【治療】
治療法は患者様の症状の重さや状態によって異なりますが、以下のような方法が取られます。
・保存療法：症状が軽い場合はスポーツや活動を一時的に中止し、安静を保つことで自然に治癒することがあります。
・運動療法、姿勢改善：ストレッチや筋力トレーニング、関節の調整などを行い姿勢を正しくすることで症状を改善させることに繋がってきます。
・手術療法：保存療法で改善しない場合や、神経症状が強い場合には手術が検討されます。
腰椎分離症は早期発見・早期治療が重要です。
腰痛や異常を感じたら、早めに医師の診断を受けることをお勧めします。
